Windowsアプリで近藤サーボを動かす

修論も終わり引き継ぎ資料を作らないといけないので

技術的なことはブログにしておこうと思って

 

制御用Windowsアプリケーションについてが今回のコンテンツ

Windowsフォームアプリケーション開発!!

Visual Studioの導入

Visual Studioをインストールして,一緒にインストールされたVisual Studio Installerで.NET デスクトップ開発をインストールしておく.

Visual Studio IDE、コード エディター、VSTS、App Center - Visual Studio

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Windowsフォームアプリの導入

Visual Studioを起動して,新しいプロジェクトから”Windowsフォームアプリケーション”,または”新しいプロジェクトの作成”を選択.

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新しいウインドが表れるので,プロジェクトの名前と場所を設定.

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OKを押すとフォームが作成される.ツールボックスでボタンとかスライダーとかのコンポーネントを配置して,プロパティでコンポーネントの固有名とか表示とかを設定する.

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コンポーネント

コンポーネントの配置

近藤サーボはシリアル通信でPCと通信をしているので,PCではシリアル通信の設定とサーボのID,サーボの角度を制御する必要があるので,こんなGUIに.

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PortでCOMポート,BaudRateでボーレートを選択して,Connectボタンで通信を開始.IDで繋げているシリアルサーボのIDを選択して,トラックバーと数字入力で角度を変化.

ツールボックスを開いて,コンポーネントを挿入していきます.

コンポーネントのプロパティ

コンポーネント①〜⑨のプロパティの設定.

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Number

コンポーネント

デザイン (Name)

表示 Text

イベント関数

Label

portLabel

Port

 

Label

baudRateLabel

BaudRate

 

ComboBox

portCB

 

 

ComboBox

baudRateCB

 

 

Button

connectBtn

Connect

connectBtn_Click

Label

idLabel

id

 

ComboBox

idCB

 

 

TrackBar

positionTB

 

positionTB_Scroll

NumericUpDown

positionValue

 

positionValue_ValueChanged

デザイン(Name)と言うのはプログラム上でのコンポーネントの名前で,これによってコンポーネントをプログラムで認識しています.イベント関数と言うのは,そのコンポーネントをクリックするとかドラッグするとかすると呼ばれる関数で,フォーム上のコンポーネントをダブルクリックすると自動生成される.

プログラム

とりあえずGitHubにアップロード.めっちゃ久々に更新.

GitHub - Libra23/ServoApp

 Form1.csを右クリックしてコードを表示にするとプログラムを見ることが可能.

関数Form_LoadはForm(最小化とか閉じるとかが付いているコンポーネント)をダブルクリックして生成可能.

ある程度はコメントでプログラム上に書いてあるから,それを参考かな.

サーボモータ動く!!

使用コンポーネント

使用した部品類は以下の通り

サーボモータ

KRS-2572HV ICS | 近藤科学

USB-Serial変換器

Dual USBアダプターHS | 近藤科学

12V電源

Amazonやモノタロウで適当なやつ

初期設定

サーボモータのID設定や速度設定はマネージャーソフトウェアで可能.

ICS3.5 マネージャーソフトウエアR1.0.0.3 | 近藤科学

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USB-Serial変換器を初めて繋いだ時は認識してない場合があるから,デバイスマネージャで確認.認識できてなさそうならドライバーをインストール.

Dual USB アダプターHS 取扱説明書・ドライバーファイル | 近藤科学

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認識されていない場合,警告マークになっているポートを選択して

”ドライバーの更新”ー>”コンピュータを参照してドライバーソフトウェアを検索”

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解凍されたKO Driver2015を選択

こいつ,動くぞ!?

これを押して実行!!

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次回は計測用のNational InstrumentsのDAQについて