生体センシング〜筋電位編(準備1)〜
脈波センサが一段落したので,筋電位を計測する筋電センサを作ってみます.
筋電位:意志によって動く筋肉,随意筋を収縮させる脳からの指令の電気活動
脳波センサとか筋電センサの大体の生体信号センサは2つの検出電極と基準電極の計3つの電極で構成されてるのが多い.
で,この検出電極の2極を差動増幅回路に通すことでセンサにかかるノイズを除去しています.
Vが電極にかかる電圧,vが実際の筋電位,Wがノイズだとして,地点Aと地点Bについて考えると
$$V_{A}=v_{A}+W$$
$$V_{B}=v_{B}+W$$
$$\Delta V=V_{A}-V_{B}=v_{A}-v_{B}$$
となってノイズが除去できるという仕組み.
実際には同位相除去性能っていうのがあって綺麗にノイズ処理できる訳じゃないけど,,,
生体センシングするときの環境ノイズは対象信号の100〜1000くらいあるので,こういった処理をしています.
続きを読む生体センシングしてみる~脈波編(Tips)~
少し忙しかったので,放置していた脈波センサの開発ですが,
秋月にてパルスオキシメータという脈波計測用のセンサモジュールを見つけたので再開.回路は設計したけど,センサの取説に使えそうな回路が載っていたので楽をします.
計測の様子
計測の結果
何度やってもすぐに同じような波形になったから再現性は高い.ただ,ノイズが入っているのか,急に大きくなるところがあるので,表示側のミスなのか原因を調べる必要がありそう.脈拍を知りたいなら,”ある一定時間平均より大きい”,みたいな処理で分かると思う.
サンプリング周波数は100 Hzにしては心拍が速いな.どっかプログラム上のミスがあるっぽい.
続きを読むガジェットとアプリ開発〜インターバルカメラ(制作中)〜
野生生物の見ている世界を知りたいということで
動物に取り付けたカメラで特定の時間だけ撮影できるガジェットを作って欲しい.
撮影しっぱなしでよくない?とも思ったんだけど,全体の大きさとか使いたいカメラ性能の関係で,特定時間のみ撮影の方がいいらしい.まぁ寝てる時間撮影してもしょうがないし.あとは電力の問題かな.
今回作ったのは毎日,ある時間帯に撮影するガジェットとそのインタフェースアプリ(WindowsFormアプリ).
続きを読むガジェットとアプリ開発~感情表現インターフェース~
外部のボタンを押したら喜怒哀楽が分かるようなアプリをつくってみる.
目的としては寝たきりで無表情になってしまったお年寄りに表情を取り戻すこと.
まぁ,どんな感じに作ったらいいかなって相談を受けたんだけど,
勢い余って試作してしまった話.
人の仕事を奪うなよ!って思うんだけど(犯人は私です)
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